2025.10.07
9月16日(火)、2025大阪・関西万博内BLUE OCEAN DOME(ZERI JAPAN)で開催されたイベント「BLUE Challenge 2025」のキーノートセッションにツネイシカムテックス 経営企画部 坂本 裕尚が登壇し、「海洋プラスチックのリサイクルに向けて、日本の“廃プラ”リサイクルの現状」を発表しました。
BLUE OCEAN DOME(ZERI JAPAN)
BLUE OCEAN DOME(ZERI JAPAN)は、2050 年までに海洋プラスチックごみによる汚染ゼロを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」の実現に向け、海洋資源の持続的活用と海洋生態系の保護をテーマとしたパビリオンです。
この日のセッションテーマは、「海洋プラスチックごみ」。世界第3位のプラスチック消費国である日本において、プラスチックは生活に欠かせない存在です。しかし、海に漂流しているプラスチックごみのおよそ8割が市街地から河川を通じて海に流れ出ているといわれており、その汚染により海洋生物が傷つくなど、深刻な影響が広がっています。ツネイシカムテックスは、廃棄物処理・リサイクル会社として、廃棄物として発生したプラスチックごみの再資源化の現状と今後の展望について発表しました。
経営企画部の坂本 裕尚が登壇
ツネイシカムテックスでは、廃棄物を燃焼した際に発生する熱エネルギーを回収し発電する“サーマルリサイクル”や、資源として再利用する“マテリアルリサイクル”を実施しており、廃棄物のリサイクルを推進しています。
また、再資源化された再生プラスチックは、欧州では農業や建築資材に活用されており、日本でも法整備の進展とともに活用が広がっています。一方で、さらなる再資源化には従来以上に細かな分別が必要であり、一人ひとりの意識と取り組みが不可欠です。
トークセッションの様子
BLUE OCEAN DOME (ZERI JAPAN)ではパネルで以下のメッセージが発信されています。
「プラスチックのおかけで生活は簡単・便利になりました。
1分間におよそ20tの廃棄物が海に流されました。
2050年の海では、魚よりプラスチック廃棄物の量が多くなるといわれています。」
このような衝撃的な未来を避けるためにも、私たちは廃棄物処理・リサイクルを担う企業として、海洋に流れ出る前のプラスチックごみの回収・再資源化を加速させ、持続可能な循環型社会の実現を目指してまいります。